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ファンタジー・ミュージカル『アムール』チャリング・クロス劇場で開幕
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ダグラスメイヨ
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『アムール』――夢見る勇気と自分を信じる力を描いたミュージカル・ファンタジー。トニー賞5部門ノミネート作品が、チャリング・クロス・シアターで英国プロダクションとして待望の初演を迎えます。
『アムール』は、夢見る勇気と自分を信じる力を描いたミュージカル・ファンタジー。音楽は数々の受賞歴を誇るミシェル・ルグラン、英語詞はジェレミー・サムズ(原作フランス語:ディディエ・ヴァン・コーヴラール)によるものです。マルセル・エメの1943年の短編『壁抜け男(Le Passe-Muraille)』をもとに舞台化され、2002年にブロードウェイで開幕。作品賞を含むトニー賞5部門にノミネートされました。ロンドンのチャリング・クロス・シアターにて、2019年5月2日から7月20日まで英国プロダクションとして初演されます。
1950年のパリ――内気で目立たない役人デュソレイは、ひとり暮らしで、陰鬱なオフィスで黙々と働いています。時間をやり過ごすため母親に手紙を書き、支配的な夫によって閉じ込められている美しいイザベルに思いを馳せては空想にふける日々。ところがある日、奇跡的に「壁をすり抜ける力」を手に入れたデュソレイは、二重生活を始めます。裕福な者から奪い、貧しい者へ与えることで、戦後の貧困にあえぐパリの隣人たちの不条理を正そうとする一方、イザベルに恋を成就させるだけの自信も芽生え、ほんのしばし――ずっと夢見ていた人生を生き始めるのです。
2019年1月26日、86歳で惜しまれつつこの世を去ったミシェル・ルグランは、主にジャズ・ミュージシャンであり映画音楽作曲家として知られ、映画・テレビあわせて200本に及ぶ楽曲を手がけました。多作なキャリアの中でアカデミー賞を3度受賞(『おもいでの夏(Summer of ’42)』で作曲賞、『愛のイエントル(Yentl)』で歌曲・編曲賞、『華麗なる賭け(The Thomas Crown Affair)』より「風のささやき(The Windmills of Your Mind)」で歌曲賞)し、グラミー賞も5度獲得。ブロードウェイ・デビュー作が『アムール』でした。ウェストエンドでの他のミュージカル作品には『シェルブールの雨傘』や『マルグリット』があり、後者はアラン・ブーブリル&クロード=ミシェル・シェーンベルク(『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』のクリエイター)との共作です。
プロデューサーのダニエル・タレントは次のように語っています。「この美しい作品を手がけられることを心から嬉しく思う一方で、ミシェルが強く望んでいたロンドンでの『アムール』を、彼自身が見ることが叶わなかったことに、どこか寂しさもあります。このプロダクションが、この並外れた人物へのふさわしい追悼となることを願っています。」
『アムール』の演出はハンナ・チシック、振付はマット・コール、美術デザインはエイドリアン・ジー。照明デザインはロブ・ハリデイ、音響デザインはアンドリュー・ジョンソン、音楽監督はジョーダン・リー=スミスが担当し、キャスティング/プロデュースはダニエル・タレントが手がけます。
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