レビュー: シルク・ドゥ・ソレイユ「クーザ」、ロイヤル・アルバート・ホール ✭✭✭✭✭

シルク・ドゥ・ソレイユ

クーザ

ロイヤル・アルバート・ホール

2015年1月6日

5つ星

シルク・ドゥ・ソレイユが、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの定期公演として再び戻ってきました。今年は新作『クーザ』で期待以上のものを届けてくれました！

クーザは、素朴で愛嬌のあるピエロ「イノセント」が自分の居場所を見つけようと奮闘する物語です。クーザはピエロ芸とアクロバットを組み合わせたもので、息をのむようなプロダクションでした。

すべてのシルク・ドゥ・ソレイユのプロダクションと同様に、クーザは視覚的にも豊かです。ふわりとしたセールがボーカリストとミュージシャンを含むバタクラを包み込み、その上を多数の配線と足場が覆い、このプロダクションが超絶かつスリリングな高さを実現しています。

昨夜の公演のハイライトは、エンジェル・キロス・ドミンゲス、ビセンテ・キロス・ドミンゲス、ロベルト・キロス、ブライアン・サンチェスによるハイワイヤーでした。彼らは、あたかも重力を無視しているかのように、足でも自転車でもハイワイヤーを走りました。また、ジミー・イバラとロナルド・ソリスはデス・ホイールを演じました。これらの才能あるパフォーマーたちは再び息をのむようなルーチンを披露し、彼らだけでなくシルク・ドゥ・ソレイユ全体が重力を免れているかのように感じさせてくれました。これらのパフォーマーたちは見事な度胸と技術を見せ、ロイヤル・アルバート・ホール全体から歓声を受けました。

これら2つの演目に、コンターショニスト、トラピーズアーティスト、一輪車乗り、シーソーボード・アクロバット、フープ操作、椅子の上でバランスを取るアクロバットを加えると、退屈することなく観客がもっと見たくなる、驚異的な才能に溢れた夜になります。

シルク・ドゥ・ソレイユは新年の始まりにふさわしい、世界クラスのプロダクションを届けてくれました。これは、まさに見逃せないエンターテインメントで、家族全員が楽しめます。

シルク・ドゥ・ソレイユの公演をまだ見たことがない方は、ぜひ『クーザ』のチケットを購入してください！

クーザは2月19日までロイヤル・アルバート・ホールで上演されています。今すぐクーザのチケットを予約