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レビュー:シルク・ドゥ・ソレイユ『ルジア』 2022年1月、ロイヤル・アルバート・ホール ✭✭✭✭✭
掲載日
作成者
ダグラスメイヨ
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ダグラス・メイヨーが、シルク・ドゥ・ソレイユ『ルジア』のロイヤル・アルバート・ホール凱旋公演をレビュー。ロンドンに戻ってきてくれたことを心から歓迎している。
シルク・ドゥ・ソレイユ『ルジア』。写真:マット・ビアード。 シルク・ドゥ・ソレイユ『ルジア』 ロイヤル・アルバート・ホール
星5つ
チケット予約 シルク・ドゥ・ソレイユが「メキシコの“目覚めた夢”」と謳う『ルジア』。シルクが街にやってくると、いつだって特別な魔法がかかる。彼らが毎年の恒例レジデンシーを行っていたロイヤル・アルバート・ホールから、かれこれ約630日。個人的には、彼らがいない時間が寂しくてならなかった。
『ルジア』は最初から最後まで、ただただ幸福感に満ちている。鮮烈で生命力あふれる舞台で、シルクのパフォーマーたちは今夜もニュートンの重力の法則に真っ向から挑む。シルクの世界では、上がったものは落ちない——そのまま留まり、あるいは軽々と宙を舞う。 地上にとどまっていてさえ、驚異的な柔術や、威厳あるトラ、疾走する馬に命を吹き込む表現で「あり得ない」を現実にしてしまう。しかも『ルジア』では、滝でさえユーモアたっぷりに投げかけてくるのだから、これから何が起きるのか想像がつくだろう。
今夜の“推し”はエアリアル・ストラップとロシアン・スイング。一方、私の後ろにいた子どもたちは柔術師に呆然とし、そして『ルジア』という“目覚めた夢”の主である道化師のドタバタを心底楽しんでいた。
毎晩さまざまな演目が用意されていることもあり、『ルジア』は他のショーよりもコロナ禍の影響に対してしぶとく持ちこたえてくれると願いたい。とはいえ、マスク着用が必須のはずなのに、客席よりもキャストのほうがマスクが多いのは、正直言って気まずい光景だった。
今夜は、ロイヤル・アルバート・ホールの創立150周年の幕開けにふさわしい完璧な一夜であり、ロンドンにおけるシルク・ドゥ・ソレイユ25周年を祝う夜でもあった。
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