オールド・レッド・ライオンでアーサー・ミラーの戯曲が世界初演

アーサー・ミラーの生誕100周年を記念して、ショーン・ターナーとオールド・レッド・ライオンがミラー・トラストと提携し、アメリカを代表する劇作家であり政治のアイコンでもある彼の今まで長い間失われていた最初の戯曲の世界初演を行います。

1936年の春休みの期間中、ミシガン大学で20歳の大学生だった彼は最初の戯曲『ノー・ヴィラン』を書き上げました。目的は名誉あるエイヴリー・ホップウッド賞を獲得し、翌年も大学に戻るために必要だった250ドルの賞金を得ることでした。ミラーはその賞を受賞し、次も勝ち取りましたが、その戯曲はこれまで上演されることはありませんでした。そして今、それが実現します。

『ノー・ヴィラン』は、衣料業界のストライキによって工場の経営者である父親に立ち向かう息子の物語です。ここで、ミラーは後に非アメリカ活動委員会に呼ばれることになるマルクス主義の理論を探求します。

『ノー・ヴィラン』はショーン・ターナーによって演出される予定です。

『ノー・ヴィラン』は、2015年12月8日から2016年1月9日までオールド・レッド・ライオンで上演されます。