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レビュー:「アニーよ銃をとれ」、チャーチル・シアター ✭✭✭✭
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作成者
ダグラスメイヨ
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『アニーよ銃をとれ』に出演するジョナサン・ウィルクスとエマ・ウィリアムズ アニーよ銃をとれ 2014年7月15日(火) ★★★★
「ショウほど素敵な商売はない(There’s No Business Like Show Business)」——そして、UKツアー中のこの新プロダクション『アニーよ銃をとれ』は、まさに劇場で過ごす痛快な一夜をきっちり届けてくれます。
政治的配慮の観点から「もう時代に合わない作品」と記憶している方もいるかもしれませんが、故ピーター・ストーン(数々の賞に輝く作家)による大幅な改訂のおかげで、長く愛され、しっかり楽しませてくれる『アニー』が誕生しました。
『キス・ミー・ケイト』と同様に、ストーンはアニー・オークリーの物語をバッファロー・ビルの「ワイルド・ウェスト・ショー」の枠組みの中に配置しています。シンプルな仕掛けだからこそ、物語と、アーヴィング・バーリンによる名曲揃いのスコアが堂々と主役に躍り出ます。
アニー役のエマ・ウィリアムズは、まさに“ひとり竜巻”。初登場の瞬間から客席を味方につける、感染力のある舞台上の魅力を放ちます。共演のジョナサン・ウィルクスは、フランク・バトラー役として颯爽と輝き、二人の愛憎入り混じる関係性に客席はもっと見たいと身を乗り出すほど。 ウィルクスはミュージカルの理想的なリードそのもので、気っ風の良さ全開、そして心を溶かす歌声の持ち主です。
バーリンのスコアには「ショウほど素敵な商売はない(There’s No Business Like Show Business)」「Anything You Can Do I Can Do Better」「They Say It’s Wonderful」「I Got The Sun In The Morning」といった名曲がずらり。9人編成のバンドが寄り添い、この『アニー』を最初から最後まで勢いよく走らせます。演出のイアン・タルボットは全体を軽やかで楽しいトーンに保ち、朗々たるフィナーレでは客席が歓声を上げ、足踏みで応える盛り上がりでした。
家族で楽しめる一級のエンターテインメント。『アニーよ銃をとれ』は劇場で過ごす夜として大満足の一本で、自信を持っておすすめできます。
『アニーよ銃をとれ』は現在ツアー公演中。『アニーよ銃をとれ』公式サイトはこちら。
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