ニュース速報
2020年の新しいパークシアターシーズンのプレミアとリバイバルが開催されます
掲載日
2019年10月17日
作成者
markludmon
ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』の元となったフランスのヒットファルスが、ロンドンのパークシアターの新シーズンの一部として、その英語版の世界初演を迎えます。
サイモン・キャロウによる新しい翻訳で、この戯曲は、2020年1月から8月に発表された初演とリバイバルのラインアップの一部です。他には、タラワ・シアター・カンパニーと共同制作する新作『A Place For We』、ブルース・ノリスの『クライボーン・パーク』のリバイバル、アニメ映画『言の葉の庭』の舞台版、そして以前発表された『ラグス・ザ・ミュージカル』のロンドン公演が、すべてメインのPark200スペースで上演されます。
Park90での公演には、エディンバラ・フリンジ2018のヒット作『シャクルトンと彼の密航者』、新しいLGBTQコメディードラマ『タイム・アンド・タイド』、ジェラルド・ムーンの『コープス!』のリバイバル、新しいドラマ『ネバー・ノット・ワンス』、ダークコメディ『ザ・スティル・ルーム』、コメディードラマ『ブルカス・アンド・ベーコン・ブティーズ』が含まれています。
新たなシーズンでは、レース、信仰、セクシュアリティに関するストーリーに特に焦点を当ててPark Theatreの多様化するコミュニティを反映させています。芸術監督のジェズ・ボンドは次のように述べました:「今シーズンでも、UKと世界の両方で初演を含む、新しい脚本を豊富に舞台に上演します。地元コミュニティを受け入れる劇場として、多様なアーティストと協力し、すべてのロンドン市民に響く様々な劇を上演できることを誇りに思います。」
1月9日から2月8日までマンチェスターのホープ・ミル・シアターからの『ラグス・ザ・ミュージカル』の移行後、フランスの劇を英語圏の観客に届けることに尽力しているアダム・ブランシェイ・プロダクションズの協力で、『ラ・カージュ・オ・フォール』が2月12日から3月21日までPark200で上演されます。
もともとジャン・ポワレによって執筆されたこのファルスは、1973年の初演後に大ヒットを記録し、3本のフランス映画とアメリカのミュージカルを生むことになりましたが、イギリスで英語版が上演されるのはこれが初めてです。
物語は、サン・トロペのナイトクラブオーナーであるジョルジュと彼のドラァグ・アーティストのパートナー、アルバンが、ジョルジュの息子の婚約が右翼の反ナイトライフ政治家の娘とあることをどう乗り越えるかを描いています。
キャロウは次のように述べました: 「『ラ・カージュ・オ・フォール』は、自分の生きたい人生を生きることについての素晴らしく、そして非常に面白い劇です。また、70年代初頭にゲイとしてオープンに生きていたことについての目を見開かせるものでもあります。しかし、説教的なところは全くなく、滑稽で、衝撃的で、狂ったようなファルスであり、究極には生きることの素晴らしさを謳う作品です。」
トニー賞やオリヴィエ賞、ピューリッツァー賞を受賞した『クライボーン・パーク』の10周年リバイバルは、オリバー・カダーバイが監督し、3月25日から5月2日まで上映予定です。1959年と現代で同じ家を舞台に、人種とコミュニティの変遷を探ります。アレックス・ターナー・プロダクションズとトリッシュ・ワドリー・プロダクションズが制作します。
アーチー・マドックスによる『A Place For We』は、5月6日から6月6日までメインスペースでタラワ・シアター・カンパニーとの共同制作で上演されます。タラワの芸術監督マイケル・バッフングが監督するこの作品は、トリニダードの葬儀屋のクラレンスと五代続くパブのオーナーであるジョージを中心に、変わりゆくロンドンのコミュニティの共通の心を探すものです。
『言の葉の庭』は、日本のアニメ監督新海誠による2013年映画の公式舞台版の世界初演です。この作品は、7月15日から8月15日までPark200でホール・ホッグ・シアターによるアレクサンドラ・ラッターの監督で上演され、アニメ舞台制作の専門家ネルケ・プランニングと共同制作されます。学生と年上の女性が公共の庭園で出会うという現代の物語で、古代詩に触発され、見えない障害、孤独、友愛と恋愛の欲望の境界線を探ります。
アンディ・ディキンソンによる『シャクルトンと彼の密航者』は、1月8日から2月1日までパーク90で上映されます。ステューン・エレファント・シアターとの共同制作によるこの作品は、1914年の伝説的なシャクルトンの南極探検を基に、船に密航する18歳の少年の不運を追います。シモーネ・コックスオールの監督によって、リチャード・イードとエリオット・ロスが出演します。
ジェームズ・マクダーモットの受賞作『タイム・アンド・タイド』は、2月5日から29日までパーク90でレリッシュ・シアターによって上演されます。このLGBTQコメディドラマは、変化に苦慮するノーフォークのクローマーに住むキャラクターたちを描いています。世界初演で、ロブ・エリスの監督によります。
ジェラルド・ムーンの現代のクラシック『コープス!』は、3月4日から28日までパーク90で、クリーブ・ブリルの監督で、ラットフォール・プロダクションズの協力で上映されます。1983年に初めて上演され、ロンドンのウエストエンドやブロードウェイでヒットしたこの作品は、貧しい俳優が裕福な兄を1936年エドワード8世退位演説の前夜に殺そうとするコメディー・スリラーです。
キャリー・クリムによるアメリカの劇作家の新作『ネバー・ノット・ワンス』のUK初演は、4月1日から25日までブルー・タッチ・ペーパー・プロダクションズと協力して上映されます。この新しい感動的なドラマは、選んだ家族とそれを引き裂くことができる秘密を中心に描かれています。また、大勢の大学生エレノアが生物学的な父親を発見しようとする物語です。この作品は2017年のジェーン・チェンバース・プレイライティング・アワードを受賞し、キャサリン・ファーマーの監督によります。
サリー・ロジャースによる『ザ・スティル・ルーム』は、4月29日から5月23日までその世界初演を迎え、ケイト・ジェイムズが出演し、ナイジェル・ダグラスの監督で上演されます。1981年のマンチェスターを舞台に、「ダークでセクシーで非常に面白い新しい劇」と呼ばれ、ティーンのウェイトレスと彼女と共にホテルで働くもっと自信を持った女性への興味を描きます。
今週発表された新シーズンを締めくくるのは、ロンドンのヴォールト・フェスティバルでヒットした『ブルカス・アンド・ベーコン・ブティーズ』が、5月27日から6月20日までPark90に登場します。シャミア・チャラビとサラ・ヘンリーによって執筆されたウィガンを舞台にしたこのコメディードラマは、笑いと涙をもたらす、エジプト系ムスリムのタクシードライバーアシュラフと彼の半エジプト半ウィガンの娘シャジアの物語を約束します。
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